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博多座・三国一夜譚(さんごく いちや ものがたり)

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13日、日曜日。歌舞伎「三国一夜譚」(さんごくいちやものがたり)を観劇しました。
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博多織の緞帳
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右手を伸ばせば花道に届く。
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「三国一夜譚」(さんごくいちやものがたり)
原作:曲亭馬琴
出演:市川染五郎、市川亀治郎、片岡愛之助 他たくさん

「雅楽」と「仇討ち」と「竜宮伝説」を無理矢理ひっつけた、荒唐無稽な物語です。歌舞伎はあくまで「型の芸術」ですから、ストーリーのおもしろさは二の次です。曲亭馬琴が原作を書いた頃は、おもしろい話だったのかもしれません。

三国一夜とは、舞台となる、「駿河」・「長門」・「播磨」の三国と、「竜宮城」の一夜が由来と思われます。

途中、30分、15分の2回の休憩をはさみ、総時間4時間を超える大作です。
ネットで調べればあらすじや、上演歴などが分かります。→博多座

もちろんカメラを持ち込みましたが、上演中もすぐ後ろに監視員がいて、「盗み撮り」は困難でした。双眼鏡組み込みのカメラで、しかも音が出ない機種なら撮影可能だったかもしれません。

花道のすぐとなりの席でした。染五郎が、亀治郎が数十センチ横を通ります。

市川段四郎、片岡秀太郎 二人のベテランは演技に余裕があり、後ろ姿にも「隙(スキ)」がありません。
主役3人が熱心に演技していることはよくわかります。しかし、(演技・台詞に気を取られており)立ち居振る舞いに余裕が感じられませんでした。

途中、(退屈さのために)眠ってしまうのではないかと心配していましたが、昼食後である第2幕のほんの数分だけの居眠りで済みました。
なんとしてでも「古語」を聞き取ろうと努力しましたが、聞き取れない部分が多かったことが残念。役者の発声が不適切(現代語と大きく異なるところは、少しゆっくり、朗々と声を出して欲しい)、私の聞き取り能力の不足のいずれもが原因です。

古典芸能について浅才非学の身、ほころびが出ぬうちにコメントを終了します。
by ascesis | 2005-02-14 13:07 | ☆ 写真
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