黒田節

「酒は飲め飲め 飲むならば」で始まる黒田節はどなたもご存じでしょう。
この民謡の元となった武将の銅像です。
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名を、
「母里・太兵衛 但馬守・友信」 もり・たへい たじまのもり・とものぶ
といい、姫路近郊の出身です。
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母里太兵衛は大酒飲みとして有名だった。
あるとき、黒田長政は、(酒豪として知られた)福島正則への使者として、母里太兵衛を選任した。この際、酒を厳しく禁じた。

到着した母里太兵衛に、(予想通り)福島正則は酒を勧めたが、母里は「主君の厳命である」として断った。福島は執拗に「この大盃を飲み干せば、なんでもやる」との誘ったが、母里は動じなかった。

しかし、福島の「黒田家は腰抜けのようだ」との言葉に、ついに主君の命を破って大盃を飲み干し、希望した「名槍・日本号」を手に入れ、さらに使者としての役割を果たした。

(この槍の持ち主は、正親町天皇→信長→秀吉→福島正則→母里太兵衛 と変遷した)

母里太兵衛は、意気揚々と帰途につき、そのとき歌っていたのが黒田藩歌の「筑前今様」であり、現在の「黒田節」のもとと言われる。

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黒田節

酒は飲め飲め 飲むならば 日の本一の(ひのもといちの) この槍(やり)を
飲み取るほどに 飲むならば これぞまことの黒田武士

峰の嵐か 松風か 訪ぬる人の 琴の音か
駒ひきとめて 聞くほどに 爪音(つまおと)頻き(しるき)想夫恋(そうふれん)

すめら御国の もののふは いかなることをか つとむべき
ただ身にもてる 真心を 君と親とにつくすまで

花より明るく 三芳野(みよしの)の 春のあけぼの 見わたせば
唐人(もろこしびと)も 高麗人(こまびと)も 大和心(やまとごころ)になりぬべし

古き都に 来てみれば 浅茅が原(あさじがはら)とぞ なりにける
月の光は くまなきて 秋風のみぞ身にはしむ



この銅像があるのは、福岡市西公園の小高い丘の上に立つ「光雲神社」です。
福岡市内は「難読地名」が少ないのですが、「てるも・じんじゃ」と読みます。
桜の花見の時期以外は参拝者も少なく、地元の人だけが訪れる小規模神社です。

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*ist DS + TAMRON 28-300mm/F3.5-6.3

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by ascesis | 2005-03-30 13:48 | ☆ 福岡散歩
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